中小企業のための健康経営入門 第17回「健康経営のメリット/企業が実践する目的」
- 康彦 和田
- 2024年4月1日
- 読了時間: 2分
みなさまこんにちは。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。
中小企業のための健康経営入門、今回のテーマは「健康経営のメリット/企業が実践する目的」についてです。

☛今回のポイント
① 企業の経営理念が従業員に浸透する。
・少ない人員で事業を運営している中小企業において、従業員の健康やモチベーションは企業活動の生命線であり、健康をキーワードに従業員に寄り添うことができる健康経営は、中小企業の経営課題の解決にもつながる取り組みとなる。
・健康経営を進めている企業では、「うちの社長はわれわれのことを考えてくれている」「その職場でいい仕事をしていきたい」などの声が聞かれ、健康経営を実践していくプロセスは、企業の経営理念が従業員に浸透していく好機となる。
② 従業員のモチベーションが上がり、職場の一体感が醸成される。
・日本の中小企業を対象にした健康経営に関する研究では、従業員の健康は労働生産性に影響しており、健康経営はワークエンゲージメントや職場の一体感とも親和性があることが明らかになっている。
・健康経営は、従業員の健康増進だけでなく、仕事に対するモチベーションアップや職場の一体感の醸成にも寄与する方向にも動く。
③ 企業の社会的評価が高まる。
・現在、国や自治体、保険者、金融機関などが健康経営に取り組む企業を評価し、さまざまなインセンティブを付与している。
・金利優遇や公共入札での加点といった分かりやすいメリットもあるが、取り組みを評価された企業では就職希望者が増えたり、マスメディアの掲載等を通じて顧客が増加するなど、健康経営によって企業価値を向上させることにつながる。
以上、今回は「健康経営のメリット/企業が実践する目的」について解説させていただきました。
あなたの会社でも健康経営を始めてみませんか。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦が伴走・サポートさせていただきます。
出典:東京商工会議所



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