中小企業のための健康経営入門 第1回「健康経営とは」
- 康彦 和田
- 2024年3月22日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月20日
みなさまこんにちは。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。
中小企業のための健康経営入門、今回のテーマは「健康経営とは」です。

☛今回のポイント
① 健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する経営手法です。従業員等の健康増進にかかる支出をコストではなく「健康投資」として考えることが重要です。
② 15歳以上65歳未満の生産年齢人口の減少と従業員の高齢化、人手不足などの社会的課題を背景に、健康経営に取り組む企業が増えてきました。新型コロナウイルスの感染拡大が契機となり、健康経営はますます重要になってきています。
▪健康経営推進のこれまでの経緯
・健康経営の定義・考え方等は、特定非営利活動法人健康経営研究会が長年の研究と実践を重ねて作り上げてきたものです。
・国の成長戦略である「『日本再興戦略』改定2014」に初めて「健康経営に取り組む企業が、自らの取り組みを評価し、優れた企業が社会で評価される枠組み等を構築すること」が明記されました。
・2015年、東京証券取引所の上場企業の中から健康経営に優れた企業が選定され、長期的な視点により企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業として紹介する「健康経営銘柄」がスタート。
・2016年、健康経営に取り組む優良な法人を見える化する顕彰制度「健康経営優良法人認定制度」がスタート。
・2022年6月に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」でも取り上げられ、人的資本主義の土台として注目されるとともに、投資家や就活生等が、健康経営優良法人認定の有無を企業評価に活用する動きもみられるなど、企業戦略としての位置づけに関心が高まっています。
▪2024年の健康経営優良法人認定法人は、大規模法人部門が2,988法人(昨年2,676法人)、中小規模法人部門が16,733法人(昨年14,012法人)となり、認定企業は昨年より大幅に増加。健康経営に対する関心が年々高まっていることを伺える結果となっています。
あなたの会社でも健康経営に取り組みませんか。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦が伴走・サポートさせていただきます。
(出典:東京商工会議所)


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