中小企業のための健康経営入門 第5回「データヘルス計画」
- 康彦 和田
- 2024年3月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月20日
みなさまこんにちは。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。
中小企業のための健康経営入門、今回のテーマは「データヘルス計画」についてです。

☛今回のポイント
① 超高齢社会を迎えた日本では、政策の目標は長寿を目指すことから健康寿命を延ばすことに変わり、医療政策にも「治療から予防へ」という潮流がある。
② データヘルス計画とは国が推進する健康事業であり、超高齢化社会に備え、国民の健康寿命を延ばし、日本経済の活力向上を目指す取り組みである。
③ データヘルス計画とは、レセプト(医療情報)、健診結果などのデータ分析に基づいて、PDCAサイクルで効果的かつ効率的に保健事業へ取り組むという事業計画のことであり、医療保険者による科学的な予防・健康管理である。
④ 医療保険者によるデータヘルス計画は、働き盛り世代がやりがいをもって仕事をし、生き生きと人生を送ることができる長寿国・日本を築く大切な社会基盤となっている。
▪企業がデータヘルス計画を活用するポイント
・データヘルス計画は、医療保険者だけでなく、企業が健康経営を進める上でも必需品である。
・データヘルス計画には、特定健康診査・レセプトデータの分析に基づき、職場の健康課題が明示されており、職場ごとに、健康状況や生活習慣、医療費等の特徴をレーダーチャート等で分かりやすく可視化されている。
・データヘルス計画には、職場の健康課題を解決するための健康プログラムも用意されている。このプログラムには、事業場の健康診断としても代替できる特定健康診査や生活習慣病健診をはじめ、特定保健指導、重症化予防、運動・栄養・禁煙に関する様々なメニューが用意されている。
・データヘルス計画の枠組みに乗り、医療保険者が持つデータや実施するプログラム、人的資源等を活用することは、企業が健康経営の取り組みを進める上でプラスになる。
あなたの会社でも健康経営を始めてみませんか。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦が伴走・サポートさせていただきます。
出展:東京商工会議所



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