中小企業のための健康経営入門 第8回「健康投資管理会計」
- 康彦 和田
- 2024年3月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月20日
みなさまこんにちは。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。
中小企業のための健康経営入門、今回のテーマは「健康投資管理会計」についてです。

☛今回のポイント
① 健康投資管理会計とは、各社の健康経営の取り組みを管理会計の手法を用いて見える化し、適切に内部管理できるようにし、またステークホルダーに開示し対話することを可能にしたものである。
② 健康経営度調査/健康経営優良法人認定の中では、健康投資管理会計で重要視される健康経営戦略、経営者や管理監督者のリーダーシップ、健康資源に該当する要素が評価される。
③ 健康投資管理会計に取り組むためには、経営層はもちろんのこと、人事労務部門や経理財務部門、広報部門などの間接部門とすべての直接部門が経営として健康経営とその健康投資管理会計に協力する体制や文化が重要となる。
④ 健康投資管理会計は基本的に内部管理として活用するものであるので、会計期間と集計範囲、算定基準などを各企業が独自に設定することができる。
⑤ 健康投資管理会計を始めるにあたっては、健康経営戦略(戦略マップ)と健康資源(健康資源シート)の見える化から取り組むことが有効である。健康資源を見える化する事で、今後活用できる強み(健康資源があるところ)と弱み(健康資源が少ないところ)が整理され、課題と戦略も見えてくる。
⑥ 中小企業は規模が小さいがゆえに、健康経営の理念や健康投資を従業員に隈なく届けて、その参加率を高め、健康文化を醸成することが容易であるともいえる。
⑦ 健康投資管理会計で取り組みを見える化することで、具体的な取り組み内容やその効果はもちろん、その企業がどんな理念や戦略をもって取り組んでいるのか、また適切なガバナンスがあるのかどうかなどが説明しやすくなる。
以上、今回は「健康投資管理会計」について解説させていただきました。
あなたの会社でも健康経営を始めてみませんか。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦が伴走・サポートさせていただきます。
出典:東京商工会議所



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