健康経営の具体的取り組み⑨ スポーツを楽しみましょう!
- 康彦 和田
- 2024年6月5日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年6月24日
みなさまこんにちは。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。
中小企業のための健康経営の具体的な取り組み、今回のテーマは「スポーツを楽しみましょう!」についてです。

☛今回のポイント
① スポーツ基本法では、「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利である」と謳われている。
② スポーツには、競技としてルールに則り他者と競い合い自らの限界に挑戦するものや、健康維持や仲間との交流など多様な目的で行うものがある。
③ スポーツは文化としての身体活動を意味する広い概念であり、各人の適性や関心に応じて行うことができ、一部の人のものではなく「みんなのもの」である。
④ スポーツ庁では、勝敗や記録を競うスポーツのみならず、気晴らしや遊び、楽しみ、喜びといった要素を含む広い概念であるということの普及啓発を行っている。
⑤ さらに、スポーツを楽しむことは、国民の健康寿命の延伸に寄与するという社会的な便益をもたらすものとして、強く期待されている。
⑥ スポーツ庁では、「第3期スポーツ基本計画(2022年度~2026年度)において、成人の週1回以上のスポーツ実施率が70%になること、成人の年1回以上のスポーツ実施率が100%に近づくことを目標にしている。
⑦ 2022年度の20歳以上の調査では、週1回以上が52.3%、年1日以上が77.5%となっている。週1日以上のスポーツ実施率をみると、すべての年代で前年度を下回っており、20~50代の働く世代で低いほか、女性は男性に比べて低い傾向がある。
⑧ 「仕事や家事でスポーツする時間がない」「面倒くさい」という理由からなかなかスポーツに取り組めない人は、通勤時間や休憩時間、昼休み等のすき間時間を利用して、今までよりプラス10分の運動習慣づくりに取り組んでいくことが有効である。
⑨ スポーツ庁では、2017年にスポーツエールカンパニー認定制度を創設。「働き世代のスポーツ実施を促進し、スポーツに対する社会的気運の醸成を図ることを目的として、従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行っている企業を認定する」制度である。
⑩ スポーツエールカンパニー認定制度は、職場でスポーツする雰囲気づくりを図ることで、スポーツを始めるきっかけづくりを推進している。
⑪ スポーツエールカンパニーに認定された企業には、認定書の交付されるほか、認定ロゴマークをウェブサイトや名刺、ハローワークの求人票に使える特典が与えられる。2023スポーツエールカンパニー認定企業は910社で年々広がりを見せている。

以上、今回は「スポーツを楽しみましょう!」について解説させていただきました。
あなたの会社でも健康経営を始めてみませんか。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦が伴走・サポートさせていただきます。
出典:東京商工会議所



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