健康経営実践のポイント①健康宣言をしよう
- 康彦 和田
- 2024年4月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月24日
みなさまこんにちは。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。
中小企業のための健康経営実践のポイント、今回のテーマは「健康宣言しよう」です。

☛今回のポイント
① 経営者のメッセージである「健康宣言」を発信することが健康経営のスタートとなる。
・経営者のメッセージとは、健康経営に取り組む意思、自社になぜ健康経営が必要だと思っているのかを経営者自身の言葉で従業員に語ることである。
・健康宣言に内容については、なるべく具体的に、従業員にわかりやすい言葉を用いることが重要である。
・また、従業員の健康増進に本気で取り組む姿勢を示すことが大きな一歩となる。
② 健康宣言をすることで、さまざまな有効性が生まれる。
・一つ目は、経営者が先頭に立って健康経営を進めていくというコミットメント(約束)である。経営者がコミットメントすることで、従業員の健康に対する意識や参加度合いが高くなるという調査結果も出ている。
・二つ目は、従業員を大切にしている企業であることをアピールすることである。将来的には、人材採用や従業員の定着率の向上にもつながる可能性がある。
・三つ目は、従業員が健康で生き生きと働ける環境を整えることが可能になり、その結果、従業員の体調がよくなることで集中力が高まって能力を最大限に発揮して生産性が向上することが期待できる。
・四つ目は、健康問題による損失を最小限にし、経営上のリスクを回避することができる。従業員が健康に働くことで、健康問題による損失をし最小限にし、医療費負担の軽減や疾病による長期休暇の低減、メンタルヘルス不調による退職者の回避、体調不良者による事故や不祥事の防止などが期待できる。
③ 健康宣言に先立って、自社の現状を大まかに確認しておくことが重要である。
・自社の現状把握にあたっては、医療保険者と連携することが効果的である。例えば、全国の協会けんぽや健康保険組合では、企業の健康宣言を支援する取り組みが行われている。初めて健康経営に取り組む際には、医療保険者と連携しながら、「健康宣言事業」に参加して取り組みを推進することが有効である。
以上、今回は「健康宣言」について解説させていただきました。
あなたの会社でも健康経営を始めてみませんか。健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦が伴走・サポートさせていただきます。
出典:東京商工会議所



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